
結婚を目前に控えた韓国の女性が6日、婚約者の母親による「声を出しての祈り」に違和感を覚え、婚約解消を決意したエピソードをオンラインコミュニティにつづった。
それによると、女性は婚約者の両親が熱心なキリスト教徒であることは知っていたが、お相手自身は無宗教で、結婚後も宗教を持つつもりはないと話していた。結婚準備は宗教の押し付けはしないという前提で進めていたという。
しかし、あいさつに行った際、婚約者の母親が突然レストランで大声で祈り始めた。さらに「週末に家族全員で礼拝へ行くのが夢だ」と発言した。
婚約者は即座に「その話はしないで。僕まで巻き込むつもりなら、やめて」と拒否したが、母親は「信仰を持つのは良いことだと思う」とやんわり教会への同行を求めた。
正式な顔合わせの席でもこの母親は手を組み、声を出して1分以上祈り続けた。女性の両親は困惑し、父親は「体調が優れないので失礼する」と席を立った。女性は「無宗教の家庭であると伝えていたのに結婚後も信仰を強要されるのでは」と心配になった。
婚約者からは「自分が守るから大丈夫」と説得されているが、女性は「夫がいくら止めても押し切られそうだ」として婚約解消を決断したという。
ネット上では「信仰の押し付けは家族関係を壊す」「結婚前にわかってむしろ良かった」といった反応が見られた。
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