
韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)洪城(ホンソン)郡で、無人店舗で万引きした高校2年の女子生徒(17)が顔の映った防犯カメラ映像を拡散され、自殺した。遺族は映像を拡散した人物らを警察に告発した。
女子生徒は自宅で9月23日、遺体で見つかった。父親は「顔が映った映像が学校で広まり、娘は侮辱の的になった。絶望の果ての選択だった」と語る。
映像は、女子生徒が学校近くの無人アイスクリーム店で、代金を払わず5000ウォン(約530円)分の商品を持ち出す様子を録画したもの。
店主はこの映像を知人の学習塾代表に渡し、代表は塾生に映像を共有して「犯人を特定してほしい」と指示。映像は学校内に急速に拡散し、女子生徒の兄にも届いた。
母親は弁償について店側と相談する予定だったが、女子生徒はその前夜「心臓が震える。学校に行けない」と友人に訴え、翌朝に命を絶った。
遺族は10月14日、店主を個人情報保護法と情報通信網法違反容疑、学習塾代表を情報通信網法違反容疑で告発した。
(c)MONEYTODAY

