2026 年 1月 1日 (木)
ホーム社会「無断トイレ使用」に韓国のカフェ店主が激怒…「出口封鎖」&「注文強要」で物議に

「無断トイレ使用」に韓国のカフェ店主が激怒…「出口封鎖」&「注文強要」で物議に

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韓国・京畿道のあるフランチャイズ系カフェで、トイレだけを利用した男性客に対し、店主が「飲み物を注文しなければ出られない」と出口をふさぎ、最終的に警察まで呼ぶ騒動が発生した。オンライン上では「過剰対応だ」「マナー違反だ」と意見が分かれ、物議を醸している。

発端は12月28日、韓国のオンライン掲示板に投稿された「カフェ店主を監禁罪・強要罪で通報できるか」というタイトルの投稿だった。

投稿者によれば、家族と外出中の12月27日午後、急に用をもよおし、京畿道義王市内にあるフランチャイズカフェの地下1階トイレを無断で利用したという。

トイレを出て数分後、カフェの出入り口に向かったところ、店主が両腕で出口を塞ぎ「外部の者はトイレ利用不可。コーヒーを注文しなければ出られない」として退店を制止したという。

投稿者は無断利用を謝罪し、「外は寒く、子どもが外で待っているので今回はこのまま出たい」と説明。しかし店主は譲らなかった。

やがて投稿者の妻が店内に入り、子どものために「ジュースを買う」と申し出たが、店主は「コーヒーを注文しなければならない。店の規定だ」と拒否。夫婦が「何を買うかは消費者の自由」と反論すると、店主は「このまま続ければ営業妨害で通報する」と告げ、実際に警察に通報したという。

駆け付けた警察は現場で状況を確認し、「営業妨害には当たらず、トイレの無断使用も処罰対象ではない」と判断した。

投稿者は「出入り口を物理的に塞がれ、望まぬ商品購入を強要された。正当な理由のない身体的自由の侵害であり、監禁・強要罪に該当する可能性がある」と主張している。

なお、このカフェには入り口や店内に「お客様以外の出入り禁止」「お会計後トイレ利用可」「無断利用発覚時は一部商品購入不可」「トイレ利用料:5000ウォン」といった案内表示が掲示されていたという。

この件について韓国のネットユーザーの反応は分かれている。

一部は「掲示があるにもかかわらず無断利用した投稿者に非がある」「店側が対応したのは当然」と指摘する一方、「物理的に出入り口を塞ぐのはやりすぎ」「飲み物なら何でもよいのではないか」と、店主の対応を問題視する声も少なくない。

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