韓国の海上貿易にもう一つの潜在的脅威として浮上するかもしれない国――それがロシアだ。
ロシアは、気候変化に伴う海氷で開発価値が注目されている北極航路を舞台に、「北極航空隊」創設を推進するなど早くも影響力強化に乗り出した。
今月、ロシア北方艦隊が北極海一帯で大規模軍事訓練を実施した目的も「北極海航路確保」だった。一部では北極海航路の日本海ルートの要所には竹島が位置しているという点で、ロシアの北極海航路問題を他人事として退けてはならないという指摘も出ている。
◇対米関係強化がベース
米中覇権対立が浮き彫りになった新冷戦の海で、韓国は唯一の同盟国である米国との絆を強化することが活路だという分析が出ている。
延世大学経済学部のソン・テユン教授は、海運と対外貿易依存度が高い韓国経済構造に対して「そのような構造以外に他の方式で接近することは難しい、そのような位置にある。最も重要な経済的生存と繁栄において、基本的に米国との関係を強化するのがベースにならざるをえない」と指摘する。
(つづく)
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