
韓国で秋夕を迎えた6日、済州航空旅客機墜落事故(2024年12月29日)の遺族が、全羅南道・務安国際空港の焼香所で涙の合同祭祀を営んだ。
この日午後2時、空港1階の合同焼香所には遺族のほか、光州市のカン・ギジョン市長、国会行政安全委員長のシン・ジョンフン)議員、チョン・ジンスク議員らが参列した。遺族たちは犠牲者179人の遺影と位牌の前に、果物、各種のチヂミ、ナムル、肉、魚などを並べた供え物を捧げた。
遺族協議会の代表であるキム・ユジン氏は追悼の辞で「あまりにも当然だった日常が、今は胸を締めつけるほどの恋しさに変わった。名節のたびに、私たちは再び空港へ向かわねばならない。温かな食卓ではなく、滑走路と風の中で家族を思い出す現実が本当に痛ましい」と語った。そのうえで「この惨事の真実を徹底的に明らかにし、誤った制度と責任の連鎖を根絶する。私たちのような悲しみを、この国で二度と誰にも味わわせないために決して退かない」と強調した。
全羅南道警察庁の済州航空機事故捜査本部は、国土交通省、韓国空港公社、済州航空の関係者ら計39人を立件したと明らかにした。これらの関係者は、2024年12月29日午前9時3分ごろ、務安国際空港で発生した済州航空7C2216便の爆発事故に関連し、同空港19番滑走路の方位指示施設(ローカライザー)に関する業務を怠った疑いが持たれている。
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