
環境美化員(清掃員)を名乗る中年の男から「会食費を出してほしい」と迫られたエステサロンの経営者が韓国JTBCの報道番組「事件班長」で被害を告白した。
それによると、事件は4月25日、京畿道光明市(キョンギド・クァンミョンシ)のエステで発生した。
番組で公開された防犯カメラ映像には、2階の店舗に向かって男が階段を上がる様子が映っており、経営者と短い会話を交わした後、現金を受け取る場面が確認された。
経営者によると、男は「私たちは清掃員だ。年に1度の会食があるが、店の人たちも我々のおかげで商売できているのだから会食費を少し出してくれ」と要求したという。
戸惑いながらも財布を取り出して「現金がほとんどない」と言うと、男は「振込は要らない。手持ちの現金でいい」と応じて1万8000ウォン(約1800円)を受け取って立ち去った。
番組に出演したパク・ジフン弁護士は「これは詐欺か恐喝にあたる可能性がある。心理的圧迫を感じたなら恐喝、だまされて渡したのなら詐欺となる。そもそも環境美化員は公務員であり、店に金を要求することなどあり得ない」と述べた。
当該地区の区役所は「そうした慣習は聞いたことがない。あってはならない行為だ」とコメント。ネット上では「区役所に電話するって言えばすぐ逃げるタイプだ」「今どきまだそんなことする人がいるなんてあきれる」など怒りの声が相次いだ。
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