
韓国・光州の老舗餅店がSNSやユーチューブをきっかけに注目を集め、“餅の聖地”として人気を集めている。看板商品を求めて開店直後に客が押し寄せる「餅オープンラン」と呼ばれる現象まで起きている。
光州北区中興洞にある「チャンオクトック」本店の前には、平日の昼間でも餅を買い求める客が集まり、店の周辺はにぎわいを見せている。道路脇にはハザードランプをつけて停車する車が並び、店を出る客の手には餅の箱や袋が抱えられていた。
チャンオクトックは1965年に光州東区東明洞の市場で創業した餅店で、長年地元住民に親しまれてきた。特に人気なのが「カボチャきな粉餅(ホバク・インジョルミ)」だ。
この餅が広く知られるようになったきっかけは、登録者約77万人のユーチューブチャンネル「ハマルノムマヌン」が今月5日に公開した光州旅行動画だった。動画ではユーチューバーが列車内で餅を食べ、「次元が違う」と感嘆する様子が紹介された。
動画公開後、SNS「X(旧ツイッター)」でも購入報告が相次いだ。「涙が出るほどおいしい」「大田にソンシムダンがあるなら光州にはチャンオクトックがある」といった感想が広がり、店の知名度が一気に高まった。
実際にソウルから訪れた20代女性は「Xで何度も名前を見て気になり、この餅を食べるために来た」と話す。大学生の来店客も「ユーチューブで見たココア蒸し餅とカボチャきな粉餅が気になり、友人と初めて来た」と語った。
来店客の増加により店周辺は駐車場のような混雑となり、駐車場所を探すのも難しい状況だという。常連客も「SNSで話題になってから人が増え、週末には開店と同時に行列ができる」と話した。
店の関係者は「SNSで話題になってから客が増えたのは事実。多くの関心に感謝している」と述べた。
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