2024 年 11月 24日 (日)
ホームライフスタイルビューティー「次は北米市場」…中国依存度を減らし活路を探るK-ビューティー (上)

「次は北米市場」…中国依存度を減らし活路を探るK-ビューティー (上)

©news1

韓国の「K-ビューティー」業界が中国市場への依存度を下げるため、次なる活路を求めて試行錯誤を続けている。その候補に挙げられるのは、新韓流ブームが巻き起こっている米国だ。世界最大のビューティー市場規模を誇ることはもちろん、K-カルチャーの人気に支えられて定着を図れそうな点が魅力だ。

◇ブランド買収からスポンサーマーケティングまで

業界関係者によると、韓国ビューティー業界は米国現地ブランド買収・輸出、韓流スターのスポンサー活動など、さまざまな方法で米国市場の扉を叩いている。韓国化粧品メーカー大手LG生活健康はこのほど、米国「ザ・クレームショップ(The Crème Shop)」の持分65%を1億2000万ドルで買収する契約を締結した。

2012年に設立されたクレームショップは、米国MZ世代のK-ビューティーに対する関心を効果的に反映して、現地の感性を適切に取り入れ、「K-ビューティーと現地感性の調和」を成し遂げたブランドだ。基礎・カラー化粧品やビューティーアクセサリーなど、さまざまな製品を販売し、売り上げ上昇傾向を続けている。

(LG生活健康提供)©news1

LG生活健康関係者は「K-POP、K-コンテンツの強勢によって、K-ビューティーに対する関心が日々高まっている。クレームショップが保有するK-ビューティーヘリテージと現地マーケティング・営業力を活用して、米州での事業を育成していきたい」と述べた。

韓国化粧品メーカー大手「アモーレパシフィック」は、昨年11月に開催されたBTS(防弾少年団)の米ロサンゼルスコンサートにスポンサーとして参加。顧客参加ブースを運営し、コラボ広告などを上映して自社製品の広報活動にも乗り出した。

アモーレパシフィック関係者は「北米市場の重要度が徐々に大きくなっている。今後も新たな顧客に接近できるよう、多彩なイベントを設けるつもりだ」と述べた。

自然褐変シャンプーを開発・販売する韓国バイオ化粧品メーカー「モダモダ(MODAMODA)」も米国市場進出を急ぐ。米全域に1900カ所余り店舗を持つ代表的な流通チェーン店「ターゲット」をはじめ、計5つの大型流通業者に自社の機能性シャンプー「モダモダ プロ‐チェンジブラックシャンプー」の入店が確定した。

最大市場である米国では今年4月までの9カ月間で約93万本の輸出量を達成しており、米国市場で3000億ウォン売り上げることが今年の目標だ。

モダモダのぺ・ヒョンジン代表は「米国はヘアケア製品のうち、特にヘアカラーリング製品に対する関心が高い市場。今後、『ターゲット』をはじめとする大型マーケットやドラッグストアなど、米国のオフラインマーケット展開に拍車をかけていく」と述べた。

©news1

RELATED ARTICLES

Most Popular