
日本による植民地支配が韓国の発展の基盤になったとする「植民地近代化論」を擁護するオンライン投稿が拡散し、韓国のネット上で強い批判を招いている。
問題の投稿は3日、あるオンラインコミュニティに「正直、韓国は日本が育てたのは事実ではないか」とのタイトルで掲載された。投稿者は、旧朝鮮時代の統治能力を否定した上で、日本の植民地支配がなければロシアや中国の植民地になっていた可能性があると主張し、現在の韓国の発展は日本統治の影響によるものだとの見解を示した。
さらに、韓国語と日本語の語順が似ている点を挙げ、植民地支配によって言語構造が近づき、人材流出が抑えられたことが発展に寄与したとする独自の論理も展開した。また、朝鮮半島の分断と冷戦構造にも言及し、日本統治が結果的に共産化を防ぐ役割を果たしたとする主張も加えた。
この投稿は短時間で1万8000回以上閲覧され、反対評価も多数寄せられた。コメント欄には数百件に及ぶ反論が書き込まれ、激しい論争となっている。
多くの利用者は、こうした主張が歴史を歪曲していると批判した。あるコメントでは、韓国は朝鮮戦争後に世界最貧国レベルまで落ち込み、日本が残したインフラの多くも破壊されたと指摘し、現在の経済成長は「漢江の奇跡」と呼ばれる国民の努力の成果であり、植民地支配とは無関係だと反論した。
また別の意見では、日本が整備した鉄道やインフラは近代化のためではなく資源収奪が目的だったとし、むしろ日本が朝鮮戦争特需で経済復興を遂げた事実を見落としていると批判した。
このほか、独立運動家が命を懸けて守った国で、こうした発言が出るのは残念だ、教育の欠如が生んだ問題だ、といった厳しい声も相次いだ。特に語順に関する主張については、言語の特徴と経済発展を結びつける根拠のない議論だとの指摘が多く寄せられている。
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