
韓国のオンラインコミュニティに19日、「市場で果物を見ただけで買わないと罪人扱いされるらしい」というタイトルの投稿が掲載された。ソウル市東大門区祭基洞(トンデムング・チェギドン)にある京東(キョンドン)市場で、果物を眺めただけの通行人に店主が「罪人だ」と怒声を浴びせたというのだ。
投稿した女性は「彼氏と映画を見た後、散歩がてら景東市場に寄った。果物が安くて良いと父がよく言っていたのを思い出して、何を買おうか見て回っていた」と話した。
パックに詰められたミニトマトを手に取ったが、あまり新鮮でない気がして棚に戻して通り過ぎた。すると後ろからビニール袋を振りながら暴言を吐く店主の声が聞こえた。
公開された動画によると、彼氏が「なぜ怒鳴ったのか」と問うと、店主は「買うそぶりだけ見せて買わずに行ってしまったからだ。自分は何も悪くない」と主張し、「見ること自体が罪だ。買わないならさっさと行け」といらだった様子を見せた。
謝罪を求めると、店主は「イライラするから早く行け。人の物をじろじろ見るだけでも腹が立つのに、なぜ謝罪しなければならないのか」と激高。最後には「俺の口で怒鳴って何が悪い」と開き直った。
告発しようと市場の組合に連絡したが、「もっと親切にするよう教育することしかできない」と突き放された。
女性は「商品は必ず買わなければならないのか。まるで中年男性しか歓迎されない空間のようだった」と嘆いている。
ネット上では「これが市場に行かない理由」「価格を聞いただけで勝手に袋に詰め始める。買わないと怒鳴る」「景東市場は昔から有名。若い女性には特に厳しい態度を取る」などの声が相次いでいる。
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