
韓国の人気グループ「東方神起」出身の歌手で、現在はミュージカル俳優として活動するキム・ジュンス(XIAジュンス)を脅迫し、8億4000万ウォンを脅し取ったとして特定経済犯罪加重処罰法上の恐喝罪で懲役7年の実刑判決を受けた女性BJ(インターネット放送配信者)が2日、控訴審判決を不服として大法院(最高裁)に上告した。
女性は2020年9月から2023年10月にかけて、キム・ジュンスとの私的な会話を録音し、それをSNSで拡散すると脅迫して、総額8億4000万ウォンを受け取った罪に問われた。
1審では、女性の弁護人が「被告は捜査初期から過ちを認めて反省している。麻薬使用により正常な判断ができず、薬物代を工面するために犯行に及んだ。被害者に謝罪していることも考慮してほしい」と情状酌量を求めたが、裁判所はこれを認めず懲役7年を言い渡した。
2審は「押収されたスマートフォンと携帯電話には、被害者との個人的な会話を録音した音声ファイルなどが保存されており、いずれも犯行に使われた機器だ」と検察の主張を認め、懲役7年の実刑が言い渡されたほか、証拠品として押収されたスマートフォン1台と携帯電話1台の追加没収も命じられた。
キム・ジュンスの所属事務所「PALMTREE ISLAND」は声明で「女性は違法な目的で会話を録音し、SNSに流すと脅した。『ジュンスに非はないと分かっていても、芸能人は事実無根の記事一つでイメージが損なわれる。もうテレビにも出られなくなるだろうが、私には失うものがない』と述べ、執拗な脅迫を続けた」と明かしている。
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