
韓国大統領選挙を間近に控えるなか、最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補に対する殺人教唆の投稿が大学生向けオンラインコミュニティに掲載され、衝撃を呼んでいる。
京畿道水原市にある亜洲大学の学生コミュニティ「エブリタイム」に26日午前10時51分、「今日、イ・ジェミョンをナイフで刺せば金をやる。連絡求む」という内容の書き込みが匿名で投稿された。
これはイ・ジェミョン候補が午前11時から亜洲大学で予定されていた学生との懇談会のわずか9分前に投稿されたもので、実質的な暗殺教唆と受け取れる内容だった。
懇談会は予定通り開かれ、現場での犯行の試みや直接的な脅迫行為はなかったと伝えられている。
しかし、この投稿はSNSなどを通じて瞬く間に拡散され、国民申告制度に通報が相次いでいる。
ネットユーザーからは「警察で“冗談でした”なんて言ってみろ」「このレベルの人間が大学生という事実が情けない」「殺人依頼を公然とするとは」といった批判の声が続出している。
イ・ジェミョン候補は近年、刃物による襲撃などに備え、屋外行事では防弾ベストの着用や防弾ガラスの設置を徹底するなど、身辺警護を強化している。
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