
韓国大統領選挙(6月3日)を控え、共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)候補の選挙物品購入を装った「ノーショー詐欺」(注文だけして引き取りに来ない詐欺)が各地で多発している。
大田市西区にある名刺制作業者は13日、「イ・ジェミョン候補の名刺30万枚を作ってほしい」との電話注文を受けた。しかし、翌14日に引き取りに来るとされた注文主は現れず、連絡も取れなかった。
業者側が不審に思い、共に民主党の地元事務所に問い合わせたところ、「名刺の注文を依頼した事実はない」との回答を受けた。注文者は党職員を装っており、完全な偽装注文だった。
業者側は被害届を出し、警察に通報したという。
共に民主党によると、党職員を装ってイ・ジェミョン候補の名前が入った名刺やタスキ、横断幕などを大量に注文し、最終的に引き取りに現れない“ノーショー”行為が続いているという。党は「候補者のイメージに打撃を与えようとする詐欺行為だと判断している。党職員を装った虚偽注文に厳しく対処し、善意の被害者が出ないよう全力を尽くす」と述べた。
一方、党によると、最近では江原道の麟蹄で約1万枚、襄陽で約1000枚、春川で約1000枚と、同様の偽注文被害が発生しているという。
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