最近、ラボグロウンダイヤモンドに対する韓国消費者の関心が大きく高まり、関連市場が大きくなっている。今年の国内ラボグロウンダイヤモンド市場の規模は700億ウォンで、昨年比30%成長する見通しだ。
実験室(lab)で生産(grown)するラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと物理的、化学的、光学的に100%同一の成分と構造を持っている。それでも天然ダイヤモンドより価格が大幅に安く、合理的な消費を追求する消費者から好評を得ている。
これに対し、ラボグロウンダイヤモンド製品に財布を開く消費者の支出が増え、関連市場に対する展望も明るい。
ラボグロウンダイヤモンド専門ブランド「アロード(ALOD)」によると、今年8~10月の百貨店顧客1人当たりラボグロウンダイヤモンド購入金額は、7月までと比べて30%以上増加した。
ラボグロウンダイヤモンド市場に参入する専門ブランドも大幅に増えている。ダイヤモンド専門企業KDTダイヤモンドが今年3月、ラボグロウンダイヤモンドブランドALODを現代(ヒョンデ)百貨店貿易センター店で初めて売り出した。イーランドグループジュエリー・テーマパーク系列会社イーワールドは5月、ファインジュエリーブランド「ザ・グレースロンドン」をロッテ百貨店蘆原(ノウォン)店に立ち上げた。
国内のラボグロウンダイヤモンド市場の早い成長が予想されることから、百貨店業界も忙しくなった。ロッテ百貨店や新世界(シンセゲ)百貨店、現代(ヒョンデ)百貨店など、百貨店業界のビック3はいずれもラボグロウンダイヤモンド市場に注目している。
ザ・グレース・ロンドンが9月、ロッテ百貨店本店に入店したのに続き、10月にはオネスト・ソウルが現代百貨店板橋(パンギョ)店に売り場を開いた。ALODは2日、ロッテ百貨店アベニューエル蚕室(チャムシル)店に正式売場をオープンした。新世界百貨店は先月、SSGドットコムで5つのラボグロウンダイヤモンドブランドが参加する企画展を開き、若い顧客層の攻略に乗り出した。
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