
韓国の人気コメディアン、パク・ナレ氏に対する元マネージャーの暴露が波紋を広げている。元マネージャーは「暴言や業務上のパワハラ、謝罪のない態度により退職を決意した」と明かし、「最初に訴訟を持ち出したのはパク・ナレ氏側だった」と主張した。
12月10日に放送されたJTBC「事件班長」では、パク・ナレ氏の元マネージャーのインタビューが公開された。パク・ナレ氏は12月8日にSNSで「マネージャーたちとの誤解と不信感は解消された」と述べていたが、元マネージャーはこれを真っ向から否定した。
元マネージャーによれば、12月7日深夜、パク・ナレ氏から「話し合って和解したい」との連絡を受け、自宅を訪問。パク・ナレ氏本人や現在のマネージャー、知人の4人で3時間以上話し合ったが、肝心の謝罪や和解には至らなかったという。代わりにパク・ナレ氏は「昔みたいに戻れないの?」「また一緒に働こう」「カラオケに行こうよ」と言ったとされ、誠意のない対応に元マネージャーは困惑した。
翌朝、パク・ナレ氏がSNSに「和解済み」とする声明を投稿したことに元マネージャーは驚き、すぐに「虚偽発言について謝罪せよ」とする内容の合意書を弁護士を通じて送付した。
その後、パク・ナレ氏は元マネージャーに「怖い」「パニック障害になりそう」と訴えたが、元マネージャーも「自分も辛い」と応じた。しかしパク・ナレ氏が感情的な反応を続けたため、元マネージャーは「話し合いは終わり。これで合意も解消されたとみなす」と締めくくった。するとパク・ナレ氏は「法的手段で解決しよう」と態度を硬化させたという。
元マネージャーは退職を決意した決定的な理由についても語った。ある日、パク・ナレ氏が新バラエティ番組の撮影中に突如小道具を探すよう指示。元マネージャーが見つけられなかったところ、「なんでそんなに見つけられないの? そんなクソみたいな仕事ぶりなら、やらないで」「シメなきゃ」「叩きのめすぞ」などと、他のスタッフの前で罵倒されたという。
結局、ヘアメイク担当など他のスタッフが加勢して探し出す羽目になり、元マネージャーは「パク・ナレ氏は変わらない」と確信して退職を決意したと説明した。
さらに、退職の意思を伝えた後、パク・ナレ氏はバラエティ番組の制作陣に「今日、うちのマネージャーに嫌がらせした?」と責任を転嫁するような発言をしていたことも明らかになった。
元マネージャーはパク・ナレ氏が「注射おばさん」と呼ばれる人物から非正規の医療施術を受けていたことにも触れた。元マネージャーが「その人、医者じゃない気がする」と伝えると、パク・ナレ氏は「でもこのお姉さんのおかげで体調がよくなった」と返し、実際に点滴中に複数の薬剤を注入される様子を見て「万が一の事態に備えて撮影した」と説明した。
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