韓国ファッション・ビューティー業界が春本番を迎え、モデル交替を断行し、ブランドイメージを一新しようとしている。急変する市場トレンドに対応するための策として、新たなイメージを打ち出し、幅広い顧客層を獲得しようという戦略だ。
業界によると、アモーレパシフィックの「ミジャンセン」はSMエンターテインメント所属グループ「エスパ(aespa)」をグローバルアンバサダーに抜擢した。
エスパの世界観の「私」から始まる主体的な人生と、堂々とした姿勢がミジャンセンのブランドアイデンティティとマッチし、たくましい姿から爽やかなハイティーンの魅力まで兼ね備えた4人のメンバーがミジャンセンのトレンディでスタイリッシュなイメージを表現していると会社は説明した。
LG生活健康はダーマコスメティックブランド「CNP」のモデルとしてガールグループ「ベビーモンスター」を抜擢した。
LG生活健康は、次世代K-POPの期待株と評価されるベビーモンスターのイメージがCNPとよくマッチすると判断し、モデルに選んだと説明した。MZ世代の顧客層を拡大し、ブランドイメージを向上させようという戦略だ。
アウトドアブランド「K2」は俳優のチョ・インソンを新たなブランドモデルに選んだ。
K2は、チョ・インソンの強烈なカリスマと信頼感のあるイメージが、K2が追求するブランドイメージとよくマッチし、ブランドの新たな顔に選んだと明らかにした。
チョ・インソンは春・夏(SS)シーズンの写真集出版を手始めに、従来のモデル俳優スジとともにK2の専属モデルとして本格的な活動を始める。
ライフスタイルアウトドアブランド「ディスカバリーエクスペディション」は青春スターの仲間入りをした俳優ビョン・ウソクを新たなブランドアンバサダーに抜擢した。
体と心の健康を管理しながら多彩な人生を楽しむ最近の20~30代のトレンドと、俳優ビョン・ウソクのスポーティで健康なイメージがディスカバリーの志向にピッタリだと判断し、ブランドモデルとして起用することになったと会社は説明した。
ファッショングループヒョンジのコンテンポラリー女性カジュアルブランド「オリビアハスラー」は専属モデルとして俳優ナム・ギュリを抜擢した。
オリビア・ハスラーは清純ながらも溌剌としたイメージのナム・ギュリをモデルに選び、さらに若くて感覚的に変化したブランド感性を消費者に伝えるという。
ファッション・ビューティー業界の相次ぐブランドモデル交替は、ブランド認知度を高めるための一つの戦略だ。新規ブランドを立ち上げたり、ラインナップを拡大したりする過程で、顧客の目を引いて認知度と売り上げを引き上げる。
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