
多くの製品が先端を走るこの時代、韓国ではレトロなデザインで魅力をアピールする試みが続いている。
「シニル電子」は時代に逆行する「卓上レトロ扇風機」を発売し、全国のイーマートで発売した。1970年代のクラシックなデザインを再現。昔ながらの青い羽根を採用した。ボタン式操作を多く採り入れ、昔ながらのタイマーボタンもある。
思い出のフォントもよみがえった。クリエイターコンテンツプラットフォーム「サンドル」は17年前に人気を集めた自社ピクセルフォントを現代化した「SDピクセル」シリーズ10種を披露した。
2000年代初めにウェブフォントで初めて公開されたもので、自分の個性を表現できる手段として人気を集めたもの。サンドルは若者のトレンドに合わせて復元し、手書きの感じのフォント計10種を発売した。
また、レゴグループは1980年代のオリジナル海賊テーマセットをリメイクした「レゴエルドラド要塞」セットを発売した。
今回の製品は2509ブリックで、堅固な海辺の要塞で宝箱をめぐって繰り広げられる海賊と帝国海軍の戦闘を再現した。
業界関係者は「レトロを反映した製品は年配の方々に思い出と郷愁を呼び起こし感性を刺激する。一方でMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)にはヒップなユニークさと特別さを伝える。世代間の共感を形成し、一緒に楽しめる文化として位置づけられている」と評価した。
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