2025 年 1月 5日 (日)
ホーム社会「日本軍の人体実験」が韓国の祭りの“体験”コースという特異な組み合わせ

「日本軍の人体実験」が韓国の祭りの“体験”コースという特異な組み合わせ

「第16回太和江竹林納涼祭り」ポスター

韓国蔚山(ウルサン)市の太和江(テファガン)竹林で開かれるホラー体験祭りの開催を控え、旧日本軍で細菌兵器開発や捕虜への人体実験などを極秘裏に実行した731部隊(関東軍防疫給水部)が体験コースとなったため騒ぎになっている。オンラインコミュニティを中心に「ノージャパン」論争に再び火がついた。

オンラインコミュニティなどによると、最近、蔚山演劇協会は8月11~14日、太和江国家庭園野外公演場で「蔚山太和江竹林納涼祭り」を開催すると広報を始めた。太和江は蔚山広域市を代表する観光地で、この祭りは市が後援する。

祭りの代表的な行事はホラートレッキングで、恐怖感を与える4つのテーマのコースを公式SNSに掲載したところ、その一つの731部隊コースが問題になった。

731部隊は中国ハルビンにあった日本の関東軍の細菌戦部隊で、1936年から1945年夏まで戦争捕虜やその他拘束された人を対象に各種細菌・薬物実験などを実行した。この人体実験で少なくとも3000人余りの韓国人・中国人・ロシア人・モンゴル人らが犠牲になったと推定される

騒ぎが起きると主催側である蔚山演劇協会は公式謝罪文を載せ「いかなる弁解の余地もなく深く謝罪申し上げる」と話した。

後援した蔚山広域市側は「祭りに関して、大きな枠組みの中での内容しか把握していなかったため、細部のコースは確認しなかった。昨日知ってコースを削除するよう要請し、反映されたと理解している」と話した。

(c)news1

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