韓国で30度を上回る猛暑になる中、室内動物園に放置されていた動物たちが新たなすみかを見つけた。
大邱市寿城区(スソング)のある室内動物園に放置されていたホワイトライオンが17日、新たなすみかとなるネイチャーパーク動物園に移送された。
安全のためにホワイトライオンに麻酔をしたうえで、獣医師らが移送作業を進めた。
問題の室内動物園は320頭余りの動物を飼育してきた。しかし、新型コロナウイルス感染をきっかけに財政が悪化し、昨年5月に営業を中断した。
動物園にいる動物たちは1年以上放置され、動物の排泄物、死体などもまともに片付けられず、動物虐待が指摘され、過料処分を受けた。
特にホワイトライオンは、「嶺南圏初のホワイトライオン」として宣伝され、この7年間余り日差しも風もない室内動物園に閉じ込められていた。雄のホワイトライオンは、目の下に腫瘍ができていたが、移送前に除去手術を受けた。
大邱達城郡(テグ・タルソングン)のテーマパーク「スパバレーネイチャーパーク」は先月、大邱市との協議を通じ、室内動物園で過ごした76種324頭の動物の移送を受けることを決めた。
ネイチャーパークによると、動物の購入をはじめ、新たな放飼場の設置などに10億ウォン以上が投入される。ソウル動物園、清州動物園などとの緊密に協力し、外国の事例を参考にして新たな放飼場を設置する。
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