
韓国全羅南道順天市(チョルラナムド・スンチョンシ)のあるマンションで、救急搬送のため出動した救急車が芝生を傷めたとして、住民から苦情が寄せられたことが分かった。
自動車関連のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」に最近、「あるマンションで起きた消防署への苦情」というタイトルの投稿が掲載された。それによると、2025年7月に正式な苦情が消防署に提出されたという。
投稿に添付された写真では、救急車のタイヤ痕とみられる芝生のへこみが確認できる。
消防隊員が参加していたとされる団体チャットには「患者搬送中にマンション入り口の芝生を損傷した件で苦情があり、管理事務所と協議して対応を終えた」と書き込まれていた。
消防活動中に発生した損害に対する補償問題では、2025年3月に火災が発生した光州(クァンジュ)の集合住宅で、人命救助のため破壊した玄関ドアの修理費などの賠償を命じる決定が下されたことがある。
光州消防本部が玄関ドアや錠前の修理費、水ぬれ被害の補償として1116万ウォン(約119万円)を支払うことを決めたもの。こうした損害は本来、火元の住戸の火災保険で賠償されるが、当該住民が死亡したことなどから一部住民が消防に苦情を申し立てていた。
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