韓国の中学校教師がアニメや漫画風の挿絵がある「ライトノベル」を読んでいた生徒に対し、「わいせつな本を読んでいる」として同級生の前で侮辱し、体罰を加えたことについて懲役刑が確定した。
最高裁判所は、児童虐待犯罪の処罰に関する特例法違反の罪に問われた中学校教師に懲役10月・執行猶予2年、児童虐待再犯防止講座40時間の受講を命じた原審判決を支持し、確定した。
判決によると、2019年3月、教師は授業中に自習を命じた後、ライトノベルを読んでいた生徒を「わいせつな本を読んでいる」として同級生の前で辱め、体罰を加えた。
この教師は「これはわいせつな本ではないか」と生徒を問いただし、その後、クラス全員に挿絵を見せて「この絵はわいせつか」と質問した。生徒たちが「わいせつだ」と答えると、教師はその生徒を約20分間に、前に立たせた。その後、生徒は3時間目の授業中に自殺した。
1審では懲役10月と児童虐待再発防止講座の受講、児童関連機関への5年間の就職禁止が命じられ、2審でも同様の判決が下されていた。
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