2025 年 8月 16日 (土)
ホーム社会「抵抗すれば加害者に」…韓国・女性が黙って耐えた理由と壮絶暴行の全貌

「抵抗すれば加害者に」…韓国・女性が黙って耐えた理由と壮絶暴行の全貌

JTBC「事件班長」(c)news1

韓国・釜山(プサン)で20代の女性が元恋人の激しい暴力にさらされながら黙って耐えたというエピソードが1日に放送されたJTBCの番組「事件班長」で取り上げられた。背景には、抵抗して警察から「双方暴行」として扱われた過去があった。

報道によると、事件は7月11日、釜山市内の駐車場で発生。女性が30代の元交際相手の男から一方的な暴行を受けた。防犯カメラの映像には、男が女性の頬を平手打ちし、頭部を何度も殴る様子が映っていた。さらに髪をつかんで引き倒し、倒れた女性を蹴るなどした。

女性はメディアの取材に「偶然道で会い、関係をはっきりさせるため“新しい彼氏ができた”と告げたのがきっかけだった」と語る。その後、自宅に戻ると、男が駐車場で待ち構えており、「交際中から浮気してたのか」と逆上して暴力を振るい始めた。

映像では、女性は手で身を守っていたが、抵抗はしていない。その理由について「以前暴力を振るわれた際、抵抗したことで“双方暴行”として扱われた。だから今回は何もせずにじっとしていた」と語った。

交際中に少なくとも2度、暴力被害を受けたという女性。自宅で暴行を受けた際に警察に通報したが、男が「自分も殴られた」と主張したため事件は曖昧な形で終わっていたという。

女性は今回の被害の様子を捉えた映像をSNSに投稿。「公開すれば、あの男が私に何もできなくなると思った」と明かした。

この暴行で両肘を骨折し、全治6週間の診断を受けた女性に対し、釜山海雲台(ヘウンデ)警察はスマートウォッチを支給。男を暴行などの容疑で捜査している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular