2025 年 8月 16日 (土)
ホーム経済流通「手軽な一食」のはずが…韓国のキムパプ、上半期の値上げ率トップ

「手軽な一食」のはずが…韓国のキムパプ、上半期の値上げ率トップ

(c)NEWSIS

韓国で今年上半期、外食メニューの中で最も値上がりしたのはキムパプ(韓国式海苔巻き)だった。

韓国消費者院の価格情報ポータル「チャムカガク」によると、ソウル市内のキムパプ1本の平均価格は6月末時点で3623ウォン(約386円)となり、昨年末(3500ウォン=約373円)から3.5%(123ウォン=約13円)上昇した。これは同サイトが公表する8種類の外食メニューの中で最大の上昇幅だ。

物価高による材料費の上昇が背景にあるとみられる。さまざまな具材を使うキムパプは、食材価格の影響を受けやすい。韓国農水産食品流通公社(aT)によれば、主原料のコメは6月末時点で20kgあたり5万9059ウォン(約6293円)と、前年(5万3610ウォン=約5709円)より10.2%高騰した。乾燥海苔(10枚)は1320ウォン(約141円)から1347ウォン(約144円)へ2.1%、ほうれん草(100g)は878ウォン(約94円)から961ウォン(約102円)へ9.5%上がった。さらに家賃や人件費の上昇も価格押し上げ要因となっている。

キムパプに次いで値上げ幅が大きかったのはカルグクス(韓国式うどん)で、昨年末の9385ウォン(約999円)から9692ウォン(約1033円)へ3.3%上昇。キムチチゲ定食(2.8%増)、ビビンバ(2.4%増)、冷麺とサムゲタン(いずれも2.2%増)が続いた。ジャージャー麺は1.0%、サムギョプサル(豚バラ焼肉)は0.8%の上昇にとどまった。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular