2025 年 3月 31日 (月)
ホームエンターテインメント「手数料だけで月500万円損失」…韓国著名女優、25億円で購入の商業ビルが半年間“空室”

「手数料だけで月500万円損失」…韓国著名女優、25億円で購入の商業ビルが半年間“空室”

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韓国の俳優ソン・イェジンが244億ウォン(約25億円)で購入したソウル・江南駅近くのビルが、竣工から半年以上たった今も入居者ゼロの空室状態にあることが分かった。26日に配信されたウェブバラエティ「キム・グラショー」で、不動産経済研究所のキム・インマン代表は「最近の景気低迷によりテナントを見つけるのが難しく、ソン・イェジンも例外ではない」と述べた。

ソン・イェジンが購入したのは、地下鉄2号線・江南駅近くの土地277.7㎡(約84坪)、2階建ての商業ビルで、2022年8月に244億ウォン(約25億円)で取得。登記簿に記載された担保設定の最高額は180億ウォン(約18億4320万円)であり、実際の融資額は約150億ウォン(約15億3600万円)と推定される。

旧建物を解体後、新たに地下1階・地上5階、延べ面積724㎡(約219坪)の新築ビルを建て、2023年6月に竣工。建物用途は第2種近隣生活施設で、現在は江南駅の商業圏に合うテナントを募集中だが、入居はまだない。

キム代表は「新築ビルオーナーたちは苦しんでいる。中古ビルであれば建築費はかからないが、新築の場合、坪当たり建築費が1000万ウォン(約1024万円)前後に達する。ソン・イェジンのケースでは約25億ウォン(約25億6000万円)の建築費がかかったと推定される」と説明した。

さらに「問題は賃料。賃料相場はある程度決まっており、建築費と物件購入費を回収できる収益率を確保しにくい。景気が冷え込み、提示価格で入居したい企業が少ない」と分析している。

そのうえで「賃料を下げれば、ビルの資産価値が落ちる。それがジレンマ。さらに商業用建物の賃貸借保護法により、契約更新請求権が最長10年認められており、一度下げた賃料は簡単に上げられない」と指摘した。

融資150億ウォン(約15億3600万円)を受けているとされるソン・イェジンは、金利4%前提で年間6億ウォン(約6144万円)、月5000万ウォン(約512万円)の利子を支払っているとされる。

これに対し、番組司会者のキム・グラは「本来は賃料で利子を払うべきなのに、今は毎月“純損”で5000万ウォン(約512万円)を出している。いくらスターでも毎月5000万ウォン(約512万円)の損失は耐え難い」とコメントし、視聴者の共感を呼んだ。

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