
慰安婦被害者支援金の横領罪で有罪が確定した韓国の元「共に民主党」議員・ユン・ミヒャン(尹美香)氏に対する光復節特別赦免を風刺したアニメーションが公開され、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
登録者数16万人を擁するYouTubeチャンネル「私の名前はオ・チュンサム」は光復節の8月15日に合わせて「このお金はもう私のもの~」というタイトルのアニメを公開。動画はわずか3日で23万回再生、コメント2700件を突破した。
アニメにはユン・ミヒャン氏を模した「ユン・グィヒャン」というキャラクターが登場するほか、「祖国革新党」のチョ・グク(曺国)前代表は「クックィ」などと4人が描かれている。
実際にはユン・ミヒャン氏は収監されたことはないが、アニメでは4人が同じ拘置所に収監されている設定だ。
作中で「ユン・グィヒャン」は慰安婦ハルモニ(おばあさん)からの支援金を集めながら、空腹を訴えるハルモニを無視し、亡くなると「これでもう金儲けができない」と嘆く。さらに葬儀場では香典を懐に入れ、肉を買って食べるシーンも描かれる。これは実際のユン・ミヒャン氏が故キム・ボクドンさんの弔慰金を不法に流用したとされる疑惑を風刺したものだ。
その後、チョ・グク氏を模した「クックィ」が大統領に電話して特赦を要請し、最終的に「ユン・グィヒャン」と共に出所する場面で物語は締めくくられる。
動画のコメント欄には「ユン・ミヒャンが光復節特赦で出てきたのを見て太極旗を掲げなかった」「赦免権はこんな乱用のためにあるのではない」「今後は慰安婦支援金を少々横領しても問題にならないと国家が認めたようなものだ」といった厳しい反応が続いた。
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