2024 年 7月 3日 (水)
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「恥ずかしい私の黒歴史」…韓国政府の「消しゴム」サービスで削除

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A氏は、高校生時代のガールフレンドとの思い出を記録するため、2人で撮影した写真をSNSに掲示するカップルアカウントを開設した。

しかし、最近、ガールフレンドと別れたA氏が、カップルアカウントに掲載した掲示物を消そうとしたところ、暗証番号を忘れて、削除できなくなった。認証情報である携帯電話番号が変わり、暗証番号を探せなくなった。

A氏は、掲示物を削除できる方法を探し、「消しゴムサービス」の存在を知った。アカウントに再び接続せずに、自分の掲示物であることを立証することで個人情報が露出した掲示物を削除することができたという。

韓国政府の「消しゴム(チ・ウ・ゲ)」サービスが施行から1年を迎えた。昨年4月から先月30日までの申請受付件数は1万7148件に達し、このうち1万6518件が処理を完了した。

消しゴムは「守るべき・われわれの・個人情報」の頭文字から取った略語だ。このサービスは、児童・青少年時期に作成した掲示物の中に個人情報が含まれているものを削除するよう支援したり、他の人が検索できないようにブラインド処理をしたりして、個人情報を守る。

消しゴムサービスを利用した利用者は「アカウントに再び接続しなくても掲示物を削除できた」「ウェブサイト政策上、削除できなかった掲示物を消すことができた」「恥ずかしい過去の姿を消すことができた」などとレビューを残した。

個人情報保護委員会によると、この1年間の消しゴムサービスにおいて▽アカウント紛失▽サイト脱退▽アカウントハッキング――などによる掲示物の削除要請が多かった。

消しゴムサービスは現在、30歳未満であれば、誰でも申し込むことができる。個人情報委は、より多くの人が消しゴムサービスを利用できるよう、今年初めに申請人の年齢基準を24歳以下から30歳未満に拡大した。

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