2025 年 7月 1日 (火)
ホームエンターテインメント「性風俗疑惑」俳優が9年ぶり復帰、視聴者は受け入れるのか?

「性風俗疑惑」俳優が9年ぶり復帰、視聴者は受け入れるのか? [韓国記者コラム]

俳優ユン・テウン(c)news1

韓国の俳優ユン・テウンが性風俗店関与疑惑から9年ぶりに復帰し、ユ・ハ監督の新作シリーズ「I Kill You」に出演する。

ユン・テウンは2016年、マッサージ店で起きた性的暴行事件で訴えられたが無罪となった。しかし、性風俗利用罪で罰金100万ウォンの略式起訴を受け、騒動を巻き起こした。

復帰に向けた動きは今回が初めてではない。

疑惑の翌年には映画「フォークリフト」で復帰を試みたが、宣伝には出されなかった。妻ユン・ヘジンのSNSには登場し、写真家として写真展を開催。また、4月には映画「野党」のVIP試写会にも参加していた。

しかし世間の反感は依然として根強い。

芸能人の性犯罪はたとえ法的処罰を受け、自主的な謹慎期間を経ても、イメージの回復は極めて困難だ。作品を消費することは単なる娯楽ではなく、価値の同意を伴う行為であり、論争のある俳優の再起を助ける消費自体が批判の対象となる。

ユン・テウンの復帰は、視聴者の感情のみならず、業界の信頼性にも影響を及ぼす決断だ。

ドラマ市場が2022年以降の不況で逼迫している中、リスクある俳優のキャスティングは、制作者や配信プラットフォームの判断が視聴者心理を軽視していると受け止められ、信頼低下を招きかねない。

「性風俗疑惑のあった俳優を本当に観るべきか」という疑問は、「I Kill You」に対する関心とともに消えずに残るだろう。

芸能人は最終的に、大衆の支持と関心、愛情を前提として存在し、大衆から得る実益に見合った社会的責任が求められる。社会が芸能人に道徳的基準と責任を厳しく求めるのはそのためだ。

「I Kill You」の制作側と配信プラットフォームは、ユン・テウンを公的人物として再登場させる根拠を、視聴者に対して役割として、明確に説明する必要がある。【news1 チャン・アルム記者】

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