
韓国のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」に10月27日、「豪雨の中で母を助けてくれたありがたい海洋警察官」という投稿があった。
投稿者の母親は江原道・束草(カンウォンド・ソクチョ)で飲食店を経営する一方、60歳を過ぎてから大学に入学し、束草と江陵(カンヌン)を行き来して授業を受けていた。
10月13日、授業を終えて帰宅途中だった母親は豪雨の中、北襄陽(プクヤンヤン)インターチェンジ付近のカーブで車が横転。車内に閉じ込められた。
その時、1人の男性が助手席側から車に乗り込み、女性を救出。男性は自分の車に母親を乗せ、ヒーターとラジオをつけてくれたという。
母親が「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝ると、男性は「警察官として当然のことをしただけです」と語り、海洋警察官だと明かした。連絡先を尋ねると「当然のことをしたまでです。後日食事にでも伺います」と言い残し、姿を消した。
投稿者は「感謝している。温かい食事を振る舞いたいというのが母の願いだ」とつづった。
このエピソードはSNSやネット上で大きな反響を呼び、東海(トンヘ)地方海洋警察庁は救助した2人の海洋警察官の名前を公表した。チョ・ドンヒ警監(警部に相当)とキム・ホグァン警衛(警部補に相当)で、訓練のため移動中だったという。
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