
韓国で庶民の定番とされてきたジャージャー麺の価格が目に見えて上昇し、外食費の負担感が強まっている。ソウルでは、ジャージャー麺1杯が7600ウォン(約808円)前後まで上がり、酢豚(小)を合わせると、中華料理で大人2人が食事を取るだけで3万5000ウォン(約3719円)近くかかる。
消費者価格の上昇背景には、豚肉や卵、調味料といった原材料の生産者物価が軒並み上がっている影響がある。原価の押し上げが時間差で外食価格へ波及し、「国民外食」と呼ばれてきた中華料理にも値上げ圧力がかかっている。
韓国消費者院の価格情報サイト「チャム価格」によると、2025年のソウルにおけるジャージャー麺の平均価格は7551ウォン(約803円)で、前年(7253ウォン=約770円)より4.1%上昇した。一般的に酢豚(小)は2万ウォン(約2126円)を超えるため、ジャージャー麺と酢豚を注文すると合計で約3万5000ウォン(約3719円)、1人当たりでは1万8000ウォン(約1914円)程度となる。
最近では高級中華料理店を中心に、1杯3万ウォン(約3190円)を超えるジャージャー麺も登場している。韓牛やホタテなど高価な食材を使ったプレミアム化が進み、かつての「安い外食」というイメージは薄れつつある。
韓国銀行の経済統計システム(ECOS)によると、ジャージャー麺や酢豚に多く使われる豚肉の生産者物価指数は136.30(2020年=100)となり、1年で9.0%上昇した。このほか、エビは5.5%、卵は9.3%、たくあんは6.0%、鶏肉は7.2%上がった。混合ソース(9.7%)、しょうゆ(3.2%)、冷凍餃子(9.5%)など加工食品の値上がりも目立つ。
小売段階でも上昇は確認できる。比較サイトによると、業務用の炒め用甜麺醤(2.27キロ)のネット最安値は1万600ウォン(約1128円)で、前年2月より6.0%高い。こうした影響で、中華料理関連の生産者物価指数は128.5となり、前年比4.8%上昇した。
一方、小麦粉(-1.2%)、キャベツ(-1.4%)、食用精製油(-0.9%)は横ばい圏にとどまった。玉ねぎ(-7.5%)やネギ(-23.1%)など野菜類は下落したが、中華料理は野菜比率が低く、肉類やソース、人件費の比重が高いため、価格抑制には力不足だった。
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