韓国SPCグループのベーカリーブランド「パリバゲット(Paris Baguette)」にパンの材料を納品するSPC系列の製パン工場で15日、20代の女性労働者が機械に挟まれて死亡する事故が発生した。女性の死亡をめぐっては工場の過重労働や勤務体制の不備が指摘され、雇用労働省が重大災害処罰法違反について調査している。
こうした中、SNSを中心にSPCブランドに対する不買運動の動きが広がっている。
SPL工場で20代の女性労働者が事故で死亡した後、SNS上には「#SPC不買ハッシュタグ」とともに、SPCが運営するブランドリストが共有されている。この人々はSPCブランドに代わって利用できるブランドリストも共有している。
最近は主婦たちが集まっている「ママカフェ」を中心に不買運動が拡大する雰囲気だ。「大学に行かずに工場に就職し、家庭を守った20代女性労働者が自動的に機械を止められる装置がなくて命を失った」と哀悼する書き込みが掲載されている。
一部の疑惑に関連した書き込みがオンライン上に掲載されると、SPCグループは「事実とは異なる」という立場を明らかにした。
事故現場のそばで製品を生産し続けているという主張に対して「事故当時に目撃した職員たちは直ちに業務を中断させた。近隣の生産ラインも現在、すべて中断した後、150人余りの職員たちは有給休暇を与えた」と釈明した。
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