韓国で乾燥した天気のため全国各地で山火事が発生するなか、大田(テジョン)市が山火事の鎮火作業から女性公務員を意図的に外したと会社員匿名コミュニティで指摘され、論議を巻き起こしている。
大田市西区(ソグ)山直洞(サンジクドン)では2日午後0時19分ごろ、火災が発生した。コミュニティに投稿した公務員によると、市側から「さきほど女性職員は退勤させたが、3日は男性職員だけ集まれ」と、携帯メールで指示があったという。指示には「山火事関連勤務案内」とのタイトルがつけられ、「本庁男子職員東側駐車場、3日午前6時までにバスに搭乗してほしい」と記されていた。
これには、別の公務員からも批判が起き、ある人は投稿へのコメントで「宿直も男だけ、山火事も男だけ」と書き込んだ。また、ある会社員は「性別で業務内容を変えるのは不合理だ」と指摘したうえ「こうしておいて、同一労働・同一賃金を要求するなんて不平等だ」「同じように危険なのになぜ男たちだけ」「同一労働ではないのに同一賃金で良いのか」などの反応を示した。
大田市関係者は「日没になってヘリコプターが飛べず、夜間に山に入って鎮火作業をしなければならなかった。そのため女性公務員と、健康状態がすぐれなかった職員は外した。傾斜が激しく、夜間には特に危険なので、身体的な要素などを考慮した」と説明している。
(c)MONEYTODAY