2025 年 1月 23日 (木)
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「尹大統領に神の加護を」…母校の同窓会が投稿、批判受けて削除

2021年、「国民の力」の大統領候補時代に母校の沖岩高校を訪問し、野球部選手と並んで走るユン・ソンニョル(尹錫悦)氏=ユン・ソンニョルキャンプ提供(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の母校・沖岩(チュンアム)高校の同窓会ホームページに投稿されたメッセージが「内乱を擁護する内容ではないか」として批判を受け、表現が修正される事態が起きた。

ユン大統領の拘束令状実質審査が進められた18日、沖岩高校同窓会のホームページ掲示板「フォーカス沖岩人」に「『沖岩の息子』ユン・ソンニョル同窓生(第8期)」というタイトルの投稿が掲載された。投稿した管理者は「彼が未熟な大統領であれ、自由民主主義を守る犠牲者であれ、その評価は歴史が下すものだ」とし、「好き嫌いに関わらず、沖岩高校出身者としてユン・ソンニョル氏の前途に神の加護を願う」と述べた。

これに対し、「内乱を擁護するのか」と反発する声が同窓生の間で噴出。一人の同窓生は「神の加護とは何事か。ユン・ソンニョル氏を支持する人々を除けば、国民と司法はユン・ソンニョル氏の過ちを正当に認識し処罰すべきだと考えている。そんな中で同窓会が支援するとは許せない」と強く抗議した。

管理者は20日に投稿を修正した。「母校が大統領を輩出した名誉は揺らいでいるが、彼が沖岩高校出身者である事実に変わりはない」としたうえで、「この事態が早期に収束し、国の政治状況が安定することを願う」と記した。また、「神の加護」という表現を削除し、「誤解を招いたことを謝罪する」と述べた。

管理者は「投稿は同窓会の公式見解ではなく、内部議論を経ていない個人的なものだ」と説明した。同窓会内にはさまざまな意見があることを知らせるため、政治的話題を控えるという慣例を破ったとも付け加えた。

ユン大統領ら「非常戒厳」宣布に関連する主要関係者の多くが沖岩高校の卒業生であることが判明したことで、学校に対する嫌がらせが発生している。

(c)news1

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