2024 年 11月 25日 (月)
ホーム社会「家賃収入月90万円、働かずゲームばかりの夫」は悪いのか…韓国で多種多様な意見

「家賃収入月90万円、働かずゲームばかりの夫」は悪いのか…韓国で多種多様な意見

JTBC「事件班長」のキャプチャー(c)news1

結婚して2年、夫には不動産収入がある。だから働かず、昼夜を問わずゲームばかりしている。働いてほしい――韓国の30代女性のこんな相談が韓国JTBCの番組に寄せられた。「ゲーム中毒」を心配する出演者がいる一方で、視聴者の間には「そんな人となぜ結婚したのか」などの批判の声も出た。

話をまとめると……。

話によると、女性は20代後半の時、合コンで今の夫と出会った。夫は個人事業を準備していると話したが、結局、開業することはなかった。ただ、不動産を譲り受け、毎月に800万ウォン(約88万円)の家賃収入が生じるようになった。一方、女性は余裕のある家で育ち、人並みの大学を卒業して10年間、堅実に働き、毎月、300万ウォン(約33万円)程度は稼いでいる。

周囲はこの夫婦をうらやましがっている。

だが、家庭内では違う。夫は「家賃が入ってくるから」という理由で、昼夜を問わずゲームばかりしているという。

家賃収入に頼らず、生産的な生活を送るよう願った女性は、夫に趣味でも持つよう勧めた。だが夫は「息をしてさえいれば、お金が入ってくるのに、なぜ、あえて苦労して生きなければならないのか」と反発する。

みなさんのように、朝起きて仕事に行くという平凡な人生を夢見ている――女性はこう表現したうえ「このような願いは分不相応でしょうか」と打ち明けた。

番組に出演していたソウル警察庁のキム・ウンベ元国際犯罪捜査チーム長は「家賃800万ウォンが入ってくることが重要なのではなく、仕事をして社会生活をして達成感を感じなければならない。家賃収入は貯めておいて老後に使い、今は一生懸命働いて社会生活をしなさい」と助言した。

シャロン精神健康研究所のパク・サンヒ所長は「一番重要なのは夫がゲーム中毒だということだ。中毒を解決できないままこんな生活をしていれば、不動産がいくらあってもすべて台無しにする。お金があっても家庭が破壊されるケースをたくさん見てきた」と心配する。

一方、視聴者らは「酒を飲んで遊ぶより家でゲームする方が良いではないか」「誰もが望む生き方だ」「1人でゲームばかりする人間となぜ結婚したのか」などの反応を見せた。

(c)news1

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