
約10億ウォンの差益が期待されるソウル市東大門区典農洞(チョンノンドン)の超高層マンション「清涼里駅ロッテキャッスルSKY-L65」で、キャンセル分3戸の再分譲が12月1日から2日間の日程で無順位(抽選)方式によって実施された。
今回の再供給は、分譲契約時に不正行為が発覚し、契約が取り消された専有面積84㎡Aタイプ2戸、同じく84㎡Dタイプ1戸の計3戸。分譲価格はそれぞれ10億4120万ウォン(約1億1700万円)、10億5640万ウォン(約1億1900万円)。契約者は契約金として10%を支払い、残金の60%は2026年1月12日、残り30%は2月9日までに納入する必要がある。
不動産業界では、今回の物件に当選すれば単純計算で10億ウォン(約1億1300万円)近い時価差益を見込めるとされる。これは、同じ84㎡タイプの住戸が2025年10月に19億5000万ウォン(約2億1900万円)で取引された実績に基づいたものだ。
すでに入居が始まっているマンションであるため、転売制限がなく、実際の居住義務も課されない。さらに、清涼里駅ロッテキャッスルSKY-L65は商業地域に建つ住宅・商業複合施設であり、専有面積84㎡に対応する土地持分が15㎡未満のため、ソウル市が定める土地取引許可区域の規制対象外となる。なお、土地取引許可区域でも、住宅地域では土地持分6㎡以下、商業地域では15㎡以下であれば許可を受けずに取引できる。
今回の無順位申込は、ソウル市内に居住する無住宅世帯の構成員であれば、住宅供給申込のための預金口座を持っていなくても申し込むことができる。
ネット上では「家持ちは手を出すな」「10億の宝くじだ」「実際に住む無住宅者にまわせ」という声もあり、不動産投資熱が再び過熱している状況がうかがえる。
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