
ソウル西部地裁への乱入事件で1審から懲役1年・執行猶予2年を言い渡されたユーチューバーが、自身のチャンネルで「罪がないから執行猶予になった」と発言し、議論を呼んでいる。
極右団体を監視する市民グループ「カウンターズ」が8月24日にX(旧ツイッター)に公開した動画によると、このユーチューバーは8月22日の配信で「西部地裁の判事が私にいかなる暴力行為もなかったと判断し、実質的に罪がないから執行猶予で出てきた」と主張した。さらに「私を事件の黒幕と報じたメディアは、釈放後に一言も触れない。謝罪すべきだ」と語った。
この人物が運営するユーチューブチャンネルは登録者数約90万人に達している。2025年1月19日未明、ソウル西部地裁の裏門から法廷敷地内に侵入した罪で起訴されていた。
しかし、「罪がないから執行猶予」という発言は事実に反する。執行猶予は有罪判決を前提に刑の執行を猶予する制度であり、3年以下の懲役や500万ウォン以下の罰金刑が対象となる。一定期間内に再犯がなければ刑の効力が失われるが、有罪そのものが取り消されるわけではない。
1審判決でも裁判所は「被告らは犯行をすべて認めて反省しており、6カ月以上の勾留を経て自粛したとみられる」と述べ、反省の態度を量刑の根拠とした。
こうした経緯から、この人物の「実質無罪」との発言は批判を招いている。カウンターズ側は「2審では執行猶予を取り消し、実刑を下すべきだ」として、放送内容をモニタリングし、裁判所に実刑を求める嘆願書を提出する方針を示した。
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