2024 年 12月 21日 (土)
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「実利路線」中国への空の道、再び開かれる…韓国航空業界に期待感

海外旅行客でにぎわう仁川(インチョン)国際空港第1旅客ターミナル(c)news1

中国当局が防疫規制を緩和し始め、新型コロナウイルスで事実上封鎖されていた中国の空の道が再び開かれ始めた。韓国の航空各社は来年から中国路線の再開を本格化する。

大韓航空は1月から中国広東省深圳と福建省アモイ路線の運航を約2年11カ月ぶりに再開する。

1月13日から仁川~深圳路線を、15日から仁川~アモイ路線の運航を週1回の日程で再運航する。両路線は2020年2月まで運航していたが、新型コロナウイルス拡散により中断された。

大韓航空はまた、仁川~上海、広東省広州、遼寧省大連の路線を週1回から2回に、仁川~瀋陽路線は週2回から3回に増便する。

このような路線運航再開と増便は最近、国土交通省が中国当局と路線運航回数を週34回から週50回に増やすことで合意したことによるものだ。

現在、北京と吉林省長春、黒竜江省ハルビンなど9路線を運航しているアシアナ航空も運航路線を増やす。アシアナ航空は追加で週5回の割り当てを受けた。アシアナ航空は広州路線の再開を検討しているという。

格安航空会社(LCC)5社も中国路線を増やす。現在、仁川~湖北省武漢、仁川~瀋陽、大邱~吉林省延吉の3路線を運航しているティーウェイ航空は、1月13日から仁川~山東省済南路線を追加する。

釜山~山東省青島、仁川~青島の2路線を運航中のエアプサンは新年から釜山~延吉路線の運航を再開する計画だ。済州航空は山東省煙台路線の運航再開を準備している。ジンエアーも追加路線の割り当てと時期を検討している。

中国路線は、パンデミック以前の航空会社の旅客事業売り上げのうち約12~20%を占める優良路線だった。しかし、中国政府が「ゼロコロナ」政策など強力な防疫政策を維持したため、中国路線は2年以上、事実上閉鎖された。新型コロナ以前は年180万人に達した旅客数は、昨年42万人に大幅に減少している。

(c)news1

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