2025 年 3月 3日 (月)
ホーム社会「孫の世話」口実、義両親の“支配”で崩壊した平穏な日常…韓国・耐えかねた妻が選ぶべき手段

「孫の世話」口実、義両親の“支配”で崩壊した平穏な日常…韓国・耐えかねた妻が選ぶべき手段

(c)MONEYTODAY

韓国で、「孫の世話をする」という名目で同じアパートに引っ越してきた義両親に、幸せな家庭をぶち壊された女性がいる。その女性への「次の一手」を専門の弁護士がアドバイスした。

その女性は、未就学児の兄妹を育てているAさん。第二子が生まれた後、夫のBさんと相談の末、仕事を辞めて育児に専念していた。職場で注いだ努力を子どもの養育に向けたAさんは、二人の子どもの教育に多くの気を配っていた。

しかし、Aさんの平穏な日常は、地方に住んでいたBさんの両親が引退後、崩れ始めた。

両親がAさん夫婦と同じマンションに引っ越してきたのだ。

両親は「孫の世話をする」と言い訳しつつ引っ越してきたが、朝食から夕食まで三食すべてを一緒に食べたがり、実際には孫の世話をせず、Aさんに自分たちの家の掃除や洗濯までさせることもあった。

Aさんは子どもの世話すら満足にできない状況に追い込まれた。以前は子どもが昼寝している間に子どものための料理を作っていたが、義両親が来てからは義両親の好みに合わせた食事を作らなければならなかった。子どもと教材で遊ぶ時間も、義両親の世話に追われて消えてしまった。

AさんはBさんに何度も助けを求めたが、状況は変わらなかった。Bさんは逆に、「育児を手伝ってくれている両親に、育児ヘルパー並みの小遣いを渡そう」と言い出し、Aさんを唖然とさせた。

日に日に義両親の横暴はひどくなり、Aさんにあらゆる雑用を押し付けるようになった。にもかかわらず、「育児を手伝っている」と恩着せがましく振る舞い、Aさんを苦しめた。Aさんはついに義両親との対立に耐えきれず、離婚訴訟を起こすことを決意した。

義両親との対立を理由に離婚訴訟を起こすことができるか――。この問いに、離婚専門のチャン・ユンジョン弁護士は「可能だ」という。「民法第840条第3号には『配偶者またはその直系尊属から著しく不当な待遇を受けた場合』と規定されています」と説明した。義両親から日常的に家事を強要されるなど不当な待遇を受けた場合、それを理由に離婚できるということだ。

このような不当な指示を証明する証拠を集めることが重要だ。チャン弁護士は「訴訟を通じてこれらの事実を立証しなければならないので、義両親の不当な指示が記録された会話の録音やメッセージなどの証拠を収集し、離婚に備えるべきです」と助言した。本人が会話の当事者である場合、その会話を録音することは違法ではないため、証拠として認められる。

また、離婚の原因を作った義両親から慰謝料を請求できるか――。チャン弁護士は「嫁姑問題などで離婚に至った場合、その原因となった義両親に対して慰謝料を請求することができます」と述べた。ただし、「義両親の不当な待遇が夫婦間の対立に発展し、最終的に婚姻破綻に至ったことを客観的に証明し、裁判所に認めてもらう必要があるため、証拠資料をしっかり準備することが重要です」とアドバイスした。

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