
道路に飛び出した子どもを避けきれずにぶつかった車の運転者が韓国のユーチューブチャンネル「ハン・ムンチョルTV」で「自分に過失はないのにレンタカーの修理費まで負担しなければならないのか」と訴えた。
事故は今月7日午後9時半ごろ、釜山・広安里(プサン・クァンアンリ)海水浴場前の道路で発生。同チャンネルで事故の一部始終を記録したドライブレコーダー映像が公開された。
映像では、手をつないだ父親と娘が車の流れを見ながら道路を横切ろうとしている。その後、娘が突然父親の手を振り切って道路へ飛び出し、制限速度30キロの道路を徐行していた運転者の車と衝突した。急のことで避けきれなかったという。
衝撃で子どもは転倒し、靴が飛ばされた。通行人は声を上げ、父親がすぐに子どもを抱えて歩道へ移動。救急搬送されたが、大きなけがはなかった。

運転者の乗っていたのはレンタカーで、事故後すぐに保険処理をした。しかし、レンタカー会社は車両の傷の修理費と修理期間中の営業損失を請求してきた。
「飛び出しが原因なのに、何の補償もなく修理費まで払えと言われるのは納得いかない」と運転者は憤っており、視聴者やネットユーザーは「明らかに子ども側に非がある」「修理費は親が払うべきだ」と同情の声を寄せている。
番組MCで交通事故専門のハン・ムンチョル弁護士は「運転者に過失はない。レンタカー会社は子どもの親に損害賠償請求すべきだ」と述べ、個人でも「日常生活賠償責任保険」に加入しておくことを勧めた。
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