2024 年 12月 12日 (木)
ホーム社会「娘を産んで死にかけたのに」…韓国・夫と姑の「跡継ぎ(息子)強要」に苦しむ妻、離婚決意

「娘を産んで死にかけたのに」…韓国・夫と姑の「跡継ぎ(息子)強要」に苦しむ妻、離婚決意

(c)news1

結婚3年目の韓国の女性の話。命の危険もあった初めての出産で娘を産んだ後、「宗家(チョンガ)=直系の本家」である夫やその家族から跡継ぎを産むよう迫られ、離婚を決意したエピソードがYTNラジオ「ジョ・インソプ弁護士の相談室」で取り上げられた。

相談者である女性は結婚前、両親から「宗家との結婚は避けるべきだ」と反対されていた。しかし、夫の「どんな状況でも味方になる」という言葉を信じて結婚。しかし、年に9回もの祭祀をこなさなければならないことに加え、娘を出産した時に命の危機を迎えるほどの経験をした。

それにも関わらず、夫とその両親から「家系を継ぐために息子を産むべきだ」と迫られた。女性は「夫への愛情が完全に冷めた」といい、離婚を決意した。夫は「宗家の跡継ぎが離婚するなんてあり得ない」と拒否しており、女性が番組に「どうすれば離婚できるか」と相談を寄せた。

ジョ・インソプ弁護士は「子どもを産むかどうかは個人の自由に委ねられるべきで、強制されるものではない」と指摘。「妻が命の危機を経験したにもかかわらず、それを無視する態度は夫婦間の信頼を破壊する行為であり、離婚の正当な理由となり得る」と解説した。

また、祭祀が過度な負担となる場合も離婚の理由として認められる可能性があると付け加えた。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular