
血液型検査で娘が実子でないことが分かった韓国の男性が、6月27日に放送されたYTNのラジオ番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で、娘をできるだけ傷つけずに法的な整理をする方法を相談した。
駐在員としてアラブ首長国連邦のドバイに派遣されていた男性には、韓国で幼稚園に通う7歳の娘がいる。休暇には妻と娘がドバイに来て家族水入らずの時間を過ごしていた。
ある日、久しぶりに娘の寝顔を見て「誰にも似ていない」と感じた会社員が血液型を尋ねると、娘は「O型」と答えた。だが、男性はAB型、妻はB型。O型の子どもができるはずがなかった。
帰国後、すぐにDNA検査をし、実子ではないことが判明。妻は「一度だけ他の男性と関係を持った。その時の子どもだ」と涙ながらに告白した。
男性は「娘に罪はないが、妻の裏切りに苦しんでいる。ただ事実関係は明確にしておくべきだと思う」と語りつつも、娘はまだ幼いため、すぐに個人の身元を公証する家族関係登録簿を訂正することにためらいを感じていると述べた。
「娘がもう少し大きくなって物事を理解できるようになったら家族関係登録簿を訂正したい。その際、娘にできるだけ傷を残さず法的整理する方法はあるだろうか」。男性はこう相談した。
これに対して、番組のチョン・ウニョン弁護士は「妻が婚姻中に出産した子どもは法的に夫の子どもと推定される。実子でないと判明しても養育義務が発生する」と説明。「それを覆すため親子関係不存在確認訴訟を起こすには、事実を知った日から2年以内という期限がある。今後2年の間に慎重に決めるべきだ」と助言した。
(c)NEWSIS