
結婚15年目、2人の子を持つ韓国の男性が今月初め、YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で「妻の不倫を疑っている。車に盗聴器を仕掛けても大丈夫か」と質問した。既にドライブレコーダーから証拠を確保しており、さらなる確証を求めるべきか悩んでいるのだという。
男性の妻は新婚当初から徹底した個人主義者で、家計も夫婦別々に管理し、休暇も別々に過ごす。男性は当時、そういう性格なのだろうと理解に努めたが、今では自分を欺くための布石だったのではないかと見ている。
最近、妻は仕事を理由に帰宅が遅くなり始めた。これまで疑ったことはなかったが、子どもが妻のスマホを見ていて男性と愛称でやり取りしているのを見つけてしまった。不倫を疑った男性は証拠を探そうとしたが、妻は警戒心が強く困難を極めた。しかしついに車のドライブレコーダーに残された通話記録から、不倫相手との会話を確認した。
男性は「さらに証拠をつかむため車に録音機を仕掛けても問題ないか。子どもを思うと離婚は迷う。不倫相手にだけ訴訟を起こせるか」と質問した。
番組のシン・ジンヒ弁護士は「ドライブレコーダーの音声は民事訴訟で証拠として使用可能だ。一方、第三者が当事者の会話を無断で録音すると通信秘密保護法違反となり証拠能力は否定される。新たに録音機を設置するのは控えるべきだ」と助言した。
また「不倫相手への損害賠償請求は離婚しなくてもできる。離婚しない場合は地裁で、離婚する場合は家庭裁判所で扱われる。慰謝料の額も状況に応じて変わる」と説明した。
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