
結婚前に相手を妊娠させたため急いで結婚したら、出産後に子どもが実子でないと判明した――。こんな体験をした韓国の男性がYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」に「婚姻無効訴訟を起こせるのか」との相談を寄せた。
男性は1年間交際していた女性が妊娠4カ月と分かり、すぐに結婚を決めた。「良い父親になりたい」と努力し、周囲から「父親に似ていない」とからかわれても「母親に似ているだろう」と言って受け流していた。
しかしある日、妻のアルバムにあった写真の男性が、子どもとあまりにも似ていることに気づいた。動揺してDNA鑑定を依頼すると、親子ではないという結果が出た。
問いただすと妻は謝罪するどころか「なぜ検査なんかしたの」と逆上。男性は離婚を決意し、「婚姻を無効にできるか。妻の過失で破綻したのに財産分与しなければならないのか」と質問した。
これに対し、ウ・ジンソ弁護士は「妻が知りながら隠していたなら婚姻取り消し事由になる」と説明。「妻の不貞が原因でも財産分与を全面的に排除するのは難しい。持参財産を各自に戻す形で分与される可能性が高い」と付け加えた。
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