
繰り返し失業給付を受け取りながら、それを美容整形などに費やす友人たちを目の当たりにし、「現実を痛感した」という会社員の投稿が韓国のネット上で共感を呼んでいる。
最近、韓国の会社員がオンラインコミュニティに「無限に失業給付を受け取る友人たち」というタイトルの投稿をした。そこには「友人と価値観がまるで違う。自分は独立するため仕事を重視しているが、友人たちはあまり働くことに意味を見出していない」とあった。
投稿によると、友人の多くが給料を整形手術など美容、自分の小遣いに使い、貯金はほとんどしていない。会社員は「これだけなら価値観の違いで済むが、問題はその友人がこれまでに失業給付を9回も受け取っていて、次に就職する際も失業給付を受けることを前提にしている点だ」と不満を述べた。
資格を取るため勉強に励み、親から自立することを目標にしている会社員は「政府の制度は努力しない人々にばかり手厚い。失業給付をばらまき、働かない人に無限の恩恵を与えている。本当に腹が立つ」と訴えた。
この投稿に対して、ネットユーザーからは共感と怒りの声が殺到。「一度も失業給付を受けたことがない人が大多数だろう。税金に見合った特典が欲しい」「失業給付にも回数や期限の制限が必要」「育児のためにやむなく退職しても失業給付を受けられなかった。どうやったら毎回ちゃんと受け取れるのか不思議」などの反応が相次いだ。
なお、韓国では失業給付の不正受給が発覚した場合、給付金の全額返還に加え、最大5倍の追徴金、さらには3年以下の懲役または3000万ウォン(約300万円)以下の罰金に処される可能性がある。
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