
韓国で憲法裁判所所長権限代行を務め、2025年4月にはユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(当時)に対する弾劾審判を主導したムン・ヒョンベ氏が8月27日に放送された韓国MBC番組に出演、当時を振り返り、「二度と経験したくない」と胸中を語った。
また番組で「最後の『誰々を罷免する』という文言を練習したのか」と問われると、ムン・ヒョンベ氏は「4回ほど練習した」と明かした。「判決文の読み上げは普通、下を向いて原稿を読むが、全国中継されるためカメラを見ながら堂々と宣告すべきだと考えた」という。ただ習慣的に頭を下げる癖が出てしまったことを「心残り」とした。
当日、裁判官8人が集まり、ムン・ヒョンベ氏は「普段早口で声が小さいため、裁判官から『大きくはっきり読むように』と求められた。結局、一人で練習した」と回想した。
「ユン前大統領が紆余曲折を経て再び収監された。これは天罰だと思うか」と問うと、ムン・ヒョンベ氏は「現在も裁判が進行中であり、第三者として言及すべきでない」として言葉を控えた。
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