
ソウルの地下鉄車内で酒をあおる、喫煙する、つめを切って床に捨てる――など非常識な行いが次々目撃されている。韓国の放送局JTBCの報道番組「事件班長」が映像を公開した。
番組によると、先月27日午後10時半ごろ、ソウル地下鉄2号線の車内で20〜30代とみられる女性が、かばんから赤いふたの付いたアルコール度数20度の焼酎の瓶を取り出し、ラッパ飲みする様子が撮影された。数分間、焼酎と水を交互に飲み、ソウル大学入口駅で降りたという。
鉄道安全法では、車内での飲酒によって他人に不快感や危害を与える行為は禁じられており、違反すれば罰金などの処分を受ける可能性がある。

また、翌28日午前には7号線で別の女性が高齢者優先席に座ってつめを切る様子が確認された。切ったつめを拾わないまま下車。撮影した乗客は「周囲の人が不快そうにしてもまったく気にしていなかった」と話している。
さらに、8月には4号線の車内で30代女性が10分以上にわたり電子たばこを吸う映像が流れた。地下鉄内の喫煙は鉄道安全法で100万ウォン(約11万円)以下の過料の対象となる。
こうした映像にネット上では「地下鉄は居酒屋でも喫煙所でも自宅でもない」「幼稚園児でも知っている基本的なマナーを守れ」といったコメントが殺到した。
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