教師を脅迫する発言をしたとして、韓国教育庁が保護者を告発したものの、警察側は「感情の表現のレベルにとどまる」と判断し、刑事処分を見送った。
京畿南部警察庁は最近、金浦で発生した教権侵害疑惑事件を検察に送致せずに終結した。
事件は昨年12月、金浦のある中学校で、保護者面談の最中に起きた。ある生徒が、教師の生活指導に従わず、教師に対して侮辱的な発言をしたため、この保護者を呼んで、面談をしたという流れだ。
しかし、この保護者は教師の話を聞くと怒り出し、「ひざまずいて謝れ」「民事・刑事の両面で訴えて最後まで闘う」などと話した。
こうした事態を受け、京畿道教育庁はこの保護者を警察に告発した。しかし、警察は「感情の表現」にすぎず、事件としての立件を見送った。
警察によると、この事件以外にも現在、2件の教権侵害事件を捜査中という。告発された保護者の中には、京畿南部警察庁所属の警察官もいる。
この警察官は昨年12月、子どもの学校生活の問題で抗議するため学校を訪問し、「ただでは許さない」などと脅迫的な発言をしたとしている。
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