韓国の放送局JTBC「事件班長」は20日、光州広域市の有名焼肉店は客の評価が高いが、現場の衛生状態がめちゃくちゃだと伝えた。
30年近く営業を続けているこの焼肉店は、遠隔地から客が訪ね、行列ができるほど人気がある。
しかし、元従業員が衝撃的な事実を暴露した。
約8カ月間勤めたという元従業員は「人が食べられないような器や箸以外は、全て再利用しているとみても間違いではない」と明らかにした。
元従業員によると、ネギは和え物として再利用する。驚くべきことは、その日の最後に残ったものを水で洗い、翌日に使うことだ。肉と牛血が残れば分離し、再び煮込んで提供する。肝臓や牛の内臓などサービスで出されるものも含め、全ての食べ物は一度出して残ったら再利用されるという。
ごま油はフィルターネットのかごに入れて集め、再利用する。レバーの下に敷くサンチュも水で洗って10回以上再利用したという。
元従業員は「こうした再利用は、店長指示だった」と証言する。再利用したものを子どもたちが食べる姿を見て、我慢できなくなって辞めたという。
焼肉店の店長は「(厨房の)おばさんたちが、もったいないと考え、そのようにしたようだ」と釈明。「従業員に注意し、改善します」と話した。
食品衛生法によると、食べ物を再利用した場合、3年以下の懲役または3000万ウォンの罰金刑に処するとしている。
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