ソウル東部地裁はこのほど、モバイル商品券の現金化に時間がかかり過ぎると言いがかりをつけ、暴力団を呼んで両替所の従業員から約1億ウォン(約1150万円)を脅し取ったとして恐喝や業務妨害の罪に問われた30代の男性被告に懲役5年を言い渡した。
判決によると、被告は2023年、松坡区(ソンパグ)の両替所でモバイル商品券を現金化しようとした。しかし、作業が遅れたため知り合いの暴力組織員を呼び、従業員を脅迫して1億ウォン余りを恐喝した。被告らは上着を脱いで入れ墨を見せ、約3時間にわたって両替所に客が出入りできないようにした。
また、被告は同年、京畿道義王(キョンギド・ウィワン)でスマホアプリを使ってヒロポンを購入しようとしたほか、水原(スウォン)で自分のことを警察に通報したと脅して20代男性に飲酒運転を強要したとされる。
裁判所は「被告は何度も刑事処罰を受けた前歴があり、犯行の手口が非常に悪く、全く反省もしていない」などと指摘した。
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