
結婚前に学歴や職業を偽っていた妻が不倫の末に家を出て5年後、夫を相手に離婚訴訟を起こした。納得できない夫は離婚を回避する方法を模索している。
韓国の男性会社員は出張先の神戸で妻と出会った。旅行中だった彼女が財布をなくして困っているのを見て声をかけたのだ。外見にひかれた男性は彼女に日本円で10万円を貸し、連絡先を交換。その後、韓国で再会した。
彼女は「名門大学を卒業し、専門職として働いている」「裕福な家庭の娘だが、両親とは絶縁している」と口にしていた。男性にも、彼女は賢くて裕福に見えた。
平凡な会社員だった男性は「釣り合わない」とも感じたが、彼女の積極的なアプローチを受け、結婚した。
だが、間もなく、実態が明らかになった。
彼女の話はすべてうそだった。ソウル出身と話していたが、実は地方の農村の出だった。
ほかにも次々とうそを重ねていた。
友人に会うと言って、男と外泊することもあった。男性が問い詰めると、言い訳を並べた挙げ句に「もう一緒に暮らせない」と言い残し、実家へ帰った。
それから5年が過ぎ、突然、妻から離婚訴訟を起こされた。
自ら家を出たくせに先に離婚を求めるとは理不尽だ。離婚を拒否することは可能か――男性はYTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」でこう質問した。
離婚問題に詳しい弁護士は「妻は婚姻破綻の責任がある有責配偶者であるため、原則として離婚請求は認められない。しかし、最近の裁判所は婚姻破綻に伴う離婚請求を例外的に認める傾向にある。婚姻破綻の有無は別居期間などを考慮して判断される。男性が離婚を望まないのであれば、真剣に婚姻維持の意思を一貫して示す必要がある」と助言した。
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