
ルイ・ヴィトンがコスメ市場に本格参入し、新ブランド「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」を披露した。8月29日、ソウル市江南区のルイ・ヴィトン島山店にポップアップストアをオープン。ニューヨークに続き、韓国が特別に選ばれた。
店内は赤を基調にした空間デザインで統一され、ブランドが掲げる「美」の世界を極大化、1階にはAIが肌色やムードに合わせて化粧品を提案する「バーチャルテストゾーン」、2階にはメイクアップトランクや香水、専属アーティストによる予約制スタイリング空間が設けられた。3階ではルイ・ヴィトンのロゴが入ったデザートやドリンクまで提供し、五感体験を演出している。
注目を集めたのは「価格」で▽リップスティック:23万ウォン▽アイシャドウ:36万ウォン▽香水:49万ウォン▽リップスティック リフィル:9万8000ウォン――などとなっている。
シャネルやエルメスなど他のラグジュアリーブランドの化粧品価格を大きく上回る。リップ1本用ケースは419万ウォン、5本入りポーチセットは660万ウォン、専用ポーチは200万~600万ウォン台。ブラシセット(ケース付き)は162万ウォンに達する。
ニューヨークと並び韓国がポップアップ開催地に選ばれた理由については明言されなかったが、ルイ・ヴィトンが韓国市場を戦略的に重視していることがうかがえる。
(c)news1